空売りとオプション取引についてキャッシュフローゲーム202に出てくる、空売りとオプションについて書きます。空売りは、売る取引なのですが、自分が保有している株そのものを売るのではなく、 借りてきて、その借りた株を売却する取引です。 借りているわけですから、当然返さないといけないです。 返すために、市場で購入して返済するのが普通ですね。 借りているので、通常は借り賃(手数料)がいります。 キャッシュフローゲームでは、手数料関係は無視してますけどね。 例 A社株を、2000円で、1000株 空売りする。 ① A社株を、3000円で、1000株購入して、返済する。 (2000-3000)×1000=100万円の損失 ② A社株を、1000円で、1000株購入して、返済する。 (2000-1000)×1000=100万円の利益 例題どおり、空売りした時点より、株価が下がれば利益になり、 株価が上がれば損になります。 オプションのプットオプションが空売りと似ているかも知れませんが、結構違います。 オプションには、【行使価格】と【プレミアム】いうのがあります。 プット・オプションの場合には、その価格で、売ることができる権利です。 コール・オプションの場合には、その価格で、買うことができる権利です。 この【権利】というのが、空売りと違う点です。 プレミアムは、買い手が売り手に支払う手数料です。 売り手はリスクを取る見返りに、手数料を手に入れます。 オプションには、期限があります。 キャッシュフローゲームでは、オプションは買うだけですが、 本当は売買ですから、売り手がいて初めて売買が成立します。 買い手と売り手の違いは、 買い手は、【権利】を持っている。 売り手は、【義務】を持たされている。 買い手は、行使するかしないかを、決める権利があるのに対して、 売り手は、買い手からの権利行使要請に対しては、必ず応じなければならない。 利益と損失で判断すると、(極端な言い方をすれば) 買い手:損失は確定(プレミアム分)、利益は未確定 売り手:利益は確定(プレミアム分)、損失は未確定 買い手が利益を出せば、必ずその分は、売り手の損失になります。 ゼロサムゲームと言われるのは、そのためです。 例 A社株を、行使価格2000円で、1000株プットオプションを購入する。 その時のプレミアムは、2万円とする。 ① 最終期限時の株価が、3000円だったので、権利を放棄した。 プレミアム分の、2万円が損失 ② 株価が、1000円になったので、権利を行使した。 (2000-1000)×1000-2=98万円の利益 コール・オプションの買い手の時には、株価が上がれば利益になります。 オプション取引をする場合には、コンピューターでのシュミレーションが必須です。 ジャンル別一覧
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